鬱映画の逸品「ミスト」のあらすじと感想!大きな爪痕を残す1本です。

参照:https://blogs.yahoo.co.jp/go_sinzan/GALLERY/show_image.html?id=20001617&no=2

今回紹介するのは

  • エンディングがやばい
  • 後味が悪すぎる
  • 本当にやり切れない気持ちになる

など、鬱映画のジャンルとしては絶賛の評価を受けている映画「ミスト」です。その衝撃のエンディングでも話題になりましたね~

まあ上の評価を見ればわかるように、楽しい映画ではありません。笑

でも個人的には、同じく後味の悪さで有名な「セブン」よりも色々と考えさせられる映画だったかなと思います。正直けっこう好きな映画です。

また、この「ミスト」は原作がスティーブン・キングの小説からで監督はフランク・ダラボンです。このタッグは過去に「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の2作品を世に送り出しており、その点でも期待大でした(`・ω´・)ノ”

ちなみに話題のエンディングは、小説では少し違う形になっていたそうです。なんでも監督のフランク・ダラボンがこういうエンディングにしよう!と提案し、スティーブン・キングはそれを絶賛して受け入れたとか。なかなかの趣味をしてますね笑

上映時間は125分と少し長めですが、こういうジャンルが好きな人はもちろん、今まで観たことない人にもこの1本は観てほしい映画です!

ってことで映画批評家でもなんでもないけど映画は好きな僕が、僕の視点でこの「ミスト」を紹介していきたいと思います!

ではあらすじからいきましょー

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あらすじ

主人公はデヴィッド・ドレイトンという妻子をもつ男性。そしてこの物語は大きなスーパーマーケットをメインに展開されていきます。

前日の嵐で家の窓などが壊れてしまい、デヴィッドは息子のビリー・隣人ノートンとともにスーパーマーケットへ買い出しに。多くの買い物客で賑わうスーパーでしたが、突然血だらけの男性が駆け込んできます。「霧の中に何かいる!!」と叫びながら。

直後、店のまわりを白い霧が覆いはじめます。一同は戸惑いながらも店内に立てこもることを決断します。本当に何かいるのか、懐疑的ながらもなかなか行動には移せない人々。

そんな中、デヴィッドはスーパーの作業員、店員らとともに調子が悪い換気扇を調べに倉庫へ。デヴィッドが猛反対するなか、店員が店外の排気口を確認するためにシャッターを開けてしまい、謎の触手が侵入。店員は連れ去られてしまいます。

なんとかシャッターを閉めて侵入を防いだデヴィッドらは謎の生物の存在を店内の人々に伝えます。しかし隣人のノートンをはじめ、デヴィッドの話を信じようとしないグループは助けを要請しに脱出することを主張します。

そこでデヴィッドは外に出る男性1人にロープを結びつけ、どこまで行けるのか確認することに。

最初はゆっくりと移動していたロープでしたが突然強い力で引っ張られ、たぐりよせるとその先には男の下半身のみが残されていました。

夜になると異形の虫や鳥などが店の灯りに寄せられて集まり、窓を破って店内に侵入。デヴィッドらはなんとかこれを撃退しつつも、この混乱により、一連の流れを「ハルマゲドンの始まりだ」と唱える狂信者・カーモディの信者が徐々に増えはじめます。

霧の中の生物は何者なのか、果たしてデヴィッドたちはどんな決断をくだし、そしてどんな結末を迎えるのか・・・

ストーリーのあらすじ的には怪物によるパニックホラーっぽいですが、実際には極限状態での人間の強さ・弱さを中心として話が進んでいきます。それが「衝撃のエンディング」につながっていくわけですね~

まあストーリーに関しては後々もう少し詳しくみるとして、キャストの紹介にうつっていきます!

キャスト&スタッフ

デヴィッド・ドレイトン…トーマス・ジェーン

ビリー・ドレイトン…ネイソン・ギャンブル

ミセス・カーモディ…マーシャ・ゲイ・ハーデン

ブレント・ノートン…アンドレ・ブラウアー

などなど  

登場人物が多いんでちょっとサボります笑

主演のトーマス・ジェーンは「プレデター」や「パニッシャー」などに出演してます。また子役のネイソン・ギャンブルは「イルカと少年」、「バッドマン ダークナイト」ではゴードン刑事の息子役として出演してますね~

あとゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」に出演していた人たちも多く出演しているそうです

そして上でも言ったように、原作はスティーブン・キング、監督はフランク・ダラボン

スティーブン・キングはホラー小説家として有名ですね!映画化されたものは「IT~”それ”が見えたら、終わり~」「ミザリー」「シャイニング」など多数あります。

「IT」に関しては、映画公開後にピエロの存在を怖がる道化恐怖症の人が増えたといわれるほど影響を与え、北米では事実上のホラー映画No.1の大ヒットを記録しました。

ただ今回の「ミスト」で語られる恐怖は上の作品とは少し違ったものになるかな、と思います。

ってことで続いては「ミスト」で注目してほしいところについてみていきましょう!

「ミスト」の魅力

心情描写のうまさ

この映画を名作にしてるのが「人間の心情描写」の描き方です。

正直、モンスターによるパニックホラーだと思って観ると”普通”の映画だと思います笑

ストーリーにはつっこみどころも多いし、襲ってくるモンスターの正体も「うーん」って感じです。

この辺はレビューで酷評されてますね笑

ただ、本作で一番恐怖を感じた場面はおそらくみんな同じだと思います。どんな場面かは伏せますが、そこで強烈に伝わってくるのが人間の脆さです。

霧で周りはみえない・スーパーマーケットという閉鎖空間・いつ終わるかもわからない危機的状況…

こんな極限状態のなかで、人間の心理状態がどう変わっていくかが狂信者ミセス・カーモディをうまく使って描き出されていきます。

そしてその変化を体感したデヴィッドは何を感じ、最後の決断にいたったのか。そういうところに注目してほしいなと思います!

また前半のノートンとデヴィッドのやり取り、霧の中の生物を信じるか否かのやりとりも上手いですね。人間同士の絡みが細かいところまできちんとしてます。

爪痕をのこすエンディング

やはり「ミスト」を話すにはこの「エンディング」に触れれずにはいられません。

レビューをみると、「最悪の終わりかた」「意味が分からん」「鬱になる」といった意見が多い多い( ´ー`)

でもそれと同じくらい多かったのが「個人的には割と好き」って意見。僕もこっち側ですが、人によってかなり受け止めかたが違うようです。

つまりどちらにせよ爪痕を残すエンディングということですね。救いのないっちゃ救いのないエンディングです。

ただその分、いろいろと考えさせられるエンディングだとも思うんですよね。

当たり前だけど「こうすればこんな結果になる」なんてことは誰にも分からない。別に映画のような状況じゃなくても、普段の生活でも一緒。そこでどういう考え方をしてどんな行動をとるかはもちろん人によって違う。

すると当然人によって違う結末が訪れる。ではその結末はプラスのものなるか、マイナスのものになるかはどこで決まるのか。自分がとった行動は正しかったと思えるか。

なんてことを僕はうだうだ考えてました笑

やっぱり印象に残ってるんで、ふとした時にラストシーンがよみがえってきて色々と考えてしまうわけです。

そういう意味で爪痕を残すエンディング・映画だなと思います。で、僕にとってはこうやって考えるのは嫌いなことじゃないので「個人的には好き」になるのかもしれません。

まあレビューをみたら分かるように、かなり評価がわかれる映画なのは確かなのでぜひ観て確かめてほしいですね笑

まとめ

さて、今回は「ミスト」を紹介してみました!

まあ何度も言ってるように、ストーリーはシンプルでつっこみポイントもあったりします。が、それを差し引いてもこの映画を「最強の鬱映画」としているのが”心情描写”です。

衝撃のエンディングがうまれるのは、この心情描写があるからだと僕は思ってます。その辺は映画の感想で触れます。(ネタバレになるので観賞後に読んでくださいm(_ _)m)

ぜひその描写の流れに身を委ね、イライラしたりすっきりしたり絶望したりしてください!笑襲ってくる怪物のぞわぞわするフォルム・動きにも注目です!

ほかにも後味の悪い映画といえば、有名なものでは「セブン」「ミリオンダラー・ベイビー」などがありますね。また紹介したいと思います。

僕は鬱映画というジャンルが結構すきでよく観るんですが、その中でも1番印象に残ってるのが「ミスト」です。なので鬱映画好きはもちろん、鬱映画なんて…って人にも観てほしい1本です!

この後に「映画の感想」も書いてます。こちらはがっつりネタバレしてるので、映画を観た後に読んでください!笑

ちなみに動画配信サイトを使えば、DVDなんて借りなくても”無料お試しキャンペーン”でタダで観れます。

個人的に、海外コンテンツが豊富でおすすめなのがU-NEXT です。ダウンロード機能がかなり便利。無料で1ヶ月お試しできるんでやってみても損はないかと!

とりあえず以上で「ミスト」の紹介は終わります。読んでくれてありがとうございました!映画の感想、おすすめの映画などありましたらぜひコメントしてください(´∀`)

映画の感想

はい、ここからは僕の感想を少しだけ書いて終わろうと思います。さっきも言いましたががっつりネタバレしてるので、まだ「ミスト」観てないって人は観た後に読んでください!

あのエンディングを観た後、まず最初にこういうこともあるよな、と感じました。

勇気をもって行動したからといってそれがすべていい結果になるわけじゃない。デヴィッドのグループはあの状況の中でかなりの勇気をもって行動し、あんな結末になりましたが、逆にあのままスーパーマーケットに残ってた人たちには救助が間に合ったかもしれません。

普通なら、行動することは行動しないより”良い”ことのはずなのに、です。

かといって、一番最初に「子供が心配なの」といって飛び出した女性は、実は助かってるんですよね。車で送ってくれる人が見つからず、「みんな地獄に落ちればいい」といって出ていったあの女性です。最後のシーンでトラックに乗って救助されてました。

どちらも勇気をもって行動したことは変わらないけど結末は真逆といっていいほど。とくにデヴィッドに関しては、物語のなかで行動したことにいい結果は訪れませんでした。

薬局に薬を取りに行ったときは怪物に襲われ仲間を失う。取ってきた薬を使うはずだったジョーには間に合わなかった。薬局からなんとか帰還したもののその恐怖でジムはカーモディの信者に。

火傷したのはジョーが転倒したのが原因ですが、最初に火をつかって撃退しようとしたのはデヴィッドで、それに関しても責任を感じていたかもしれません。

そして薬局でMPから聞いたことを軍人であるジェサップに問いただしたら、その場面をジムにみられてあのシーンにつながっていく。

一番怖いのはやはりこのシーンじゃないでしょうか。カーモディに煽られ、スーパーに買い物しにくる普通の人たちが1人をリンチする。なんのためらいもなく。そのままめった刺しにする場面では、群衆は鎮まるどころかさらに興奮状態になる。

極限の緊張状態からうまれる心の脆さ、そこにつけこむ扇動、そして集団心理といった人間による怖さが伝わってくる場面でした。おっちゃんがジェサップを包丁で刺す場面でカーモディの表情が一瞬強張ったというか、ハッとしたような表情になったのが印象的。

そしてジェサップが怪物に連れ去られたあとのジムの笑い方とかもぞわっとしましたね。

そういった人間の怖さをみて、また自分の行動からうまれた結果の責任を感じて、デヴィッドは最後は「足掻かない」という決断をしたのかなと思います。

あそこまで行ったならもう少し頑張れ、と思いますしガソリンとかどっかで補給できなかったのか、とも思いますよね。粘ってたら助かったじゃないか、と。

でも、この後なにが起こるかなんて誰も分かりません。それにデヴィッドはほんの少しですが決断し行動するたびに”迷い”が生まれていってたんじゃないかなと思います。

自分が行動して、結果だれかが死んでしまっている…そんな責任を感じていて、本当にあの選択は正しかったんだろうか、行動しなかった方がよかったんじゃないか、、じんわりとそんな迷いが広がっててもおかしくはありません。

物語の前半のデヴィッドなら危険を冒してでもガソリンを取りに行くというような行動をしたと思いますが、最後はもう「行動する」という決断をすることに疲れてたのかな、って気がします。ここで終わろう、と。自分の妻が死んでしまっているのをみたのもあるでしょう。人々の狂気をみたこともあると思います。

映画を観ることで同じ経験をしてきた観客には、デヴィッドの決断に共感できる人も多いんじゃないかな、と感じます。僕もそうでした。

その分デヴィッドの悲しみや怒りが伝わってきて重い気分になるわけですが。

今までは「自分で変えていく」「能動的な」決断をしてきたデヴィッドが、最後だけは「受動的な」決断をする。それに伴う結果が合ってくれないところが普通の映画とは違うところで、やりきれなさを感じつつも、どこか現実を感じさせるような、そんな映画になってるのかな~と感じました。

と、勝手に個人的な感想を書かせていただきました(*^▽^*)

まあ「アローヘッド計画」とかよく分からなかったし、結局人間が勝つんかい、と思ったりもしましたけど笑、ほんとにがっつり爪痕を残され、考えさせられる映画でした!

んで唯一すっきりしたのがやはりカーモディが撃たれるとこですね。サンキューオリー

そしてなんやかんや、エンディングのやるせない感、めっちゃ好みです笑

やっぱり映画はいいですね(´∀`)

いじょう、そらめまめでした~

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