はい、今回は暗記への勉強法についての記事になります。
とくに、単語とかとちがって理科や社会など背景や関連性を覚えないといけない暗記ですね。
英単語に関しては、脳死で書きまくれば覚えれるってとこは多少あります。でも理科や社会はフレーズのみを覚えても意味ないんですよね~
極端にいえば、「水素(H₂)」っていう単語を覚えてても問題なんて解けないわけです。水素の性質・特徴・発生方法に集め方を覚えていてやっと問題に対応できます。
つまり理科・社会などは、関連性や背景の知識まで理解して覚えることが必要になってきます。そのため、ただ書くだけでは解けるようにはならないわけです。
ではどうするべきか。僕としては、タイトルにあるように「まとめる勉強」をおすすめしています!
おそらくやったことがある人もいると思うし、まとめる勉強のイメージはあると思います。ただ、そのときのまとめ方・意識の仕方によって効果が出るか出ないかが大きく違ってくるんですね
そこで今回はその辺に重点を置いて説明していきたいと思います( `Д´)/
もちろん今までの勉強法で結果がでてるならそれを変える必要もないですが、勉強してるのにどうしても覚え切れない!という人にはぜひ試してほしいです!
まとめる勉強とは
まとめる勉強とは、簡単に言えばまとめノートをつくるってことです。例えば化学の無機なら無機についてまとめたノートをつくって覚えていく。
特徴というかメリットは何といっても「書く」ことですね!教科書に書いてあるようなことを自分の手を使って書くことで覚えやすくするのが狙いです。
まずそのまとめ方のポイントから紹介していきますが、最初に大事なのが後で使えるノートにしておくってこと。
理科や社会ってそもそも勉強する範囲が広いんですよね。高3の二学期でもまだ新しい分野をやったりします。
そうすると、高1・高2の分野を復習する時間はどんどんなくなっていきます。その結果、待ってるのは1次試験での爆死です(;д;)
それを防ぐためには、いかに手早く復習できるかが鍵になってきます
そこでこのまとめノートです。
定期試験ごとにまとめノートをつくってとくと、今までの範囲で「テストに出そうなところ」が凝縮されたノートが出来上がってるわけですね。
それをひと通り見直すことによってある程度の知識を思い出し、大事なところを頭に入れて、そこから問題集とかで復習するとスピーディーに進めれます
ってことで、あとあとの復習に役立てるためにも何が必要かというと、関連性を意識しながら作ること。ただ単語や文を並べてるだけでは頭に入ってきません。
教科書や授業ノートにのってることだけをまとめるんじゃなくて、資料集や問題集から得た知識も加えて自分だけの参考書をつくるようなイメージでやってみてください
暗記したいところは赤ペンで書いとけば、赤シートをつかって隠すこともできて便利ですな。
そしてもう1つのポイントは、自分に理解しやすいコメントをつけていく、ということ。 教科書や資料集をみて気づいたこと、ポイントなどはどんどん書き込んでいってください。
書き込むときは、話し言葉でもいいので分かりやすいコメントをつけるようなイメージがおすすめ。変に硬い文章で書くと、見直したときに何が言いたかったのか分からなくなったりするので。
自分が理解できればOK、それに人に見せるノートでもないんで気付いたことは気付いたまま書き込んでいきましょう!
「書く」+「読む」ができるのが特徴
まとめる勉強がなぜ暗記に強いのか、それは自分で書き、そしてそれを読んで覚えることができるからです。
覚えたいなら書けってことはよく言われますよね。実際書くことって脳をつかってるので文字通り体に覚えさせることができます。
でも、「死ぬほど書いてるのに全然覚えれない」って人もいますよね。そう、ただ書くだけでは手を動かす作業になっちゃうので意味ないです。
大事なのはしっかり意識して、理解しながら書いていくこと。
何がどうなってこの結果になるのか、ということを教科書や資料集をみながら考えてノートをつくらないと、いくらまとめてもそれはただの写経です。書くことのメリットを活かせないまま時間を無駄にしてることになります。
理解して覚えるというステップを意識してやってみてください!
また、書くだけで終わらずに「読む」ことにもまとめたノートを活用していきましょう。
ただ読むんじゃなくて、「発声」することがおすすめです。英単語とか実際に声に出しながら書くと覚えやすくなりますが、それと何も変わりません。
せっかくなんで覚えたいなら使える器官全部使って覚えましょう笑
あと、電車に乗ってる間とか、トイレとかのちょっとした時間でも見直しに使うよう意識してください。
そういうときに見るのが教科書よりも、自分の作ったノートってほうがなんとなくモチベが上がると思ってます、個人的に(´∀`)
まとめるときの注意点
いざまとめよう!というときに少し気をつけたいところもしゃべっとこうと思います( ´ ▽ ` )ノ
「まとめノート作ってたけど全然効果なかった…」という人も、もしかしたら原因がわかるかもしれないので参考にしてください!
資料集をつかう!
これめっちゃ大事です。
学校で1冊くらいは資料集とか図表っていうのをもらうと思います。 あれって写真がのってるだけじゃん。。なんて思ってませんか?
写真や図を見るか見ないかで覚え具合は全く変わってきます。
さっき、覚えるなら全器官を使うっていう話をしましたが、写真や図は「目」ですね。視覚的な情報をゲットできます。
とくに化学なんて、実験の様子や色の変化が目で見れるのはめちゃめちゃデカいです。生物でも、載ってる図をまとめノートに取り入れてみたりすると構造が頭に入りやすいです。
あと社会なら資料集からもいろんな知識が得れることが多いですよね。
先ほど書きましたが、まとめノートは理解して書くことに意味があるので、そういった情報も吸収してまとめていくのが大事です。
つくることを目標にしない
これもありがちですが、とりあえずまとめるぞってことに焦点を置くと失敗します。
部活とかで「練習のための練習をしてんじゃねーよ!」とかよく言われません?
それと一緒で、まとめる勉強はまとめノートをつくるためにやってるんじゃなくて、「理解して覚えやすくする」ためにやってるんですよね。そこに道具としてまとめノートを使ってるだけです。
勉強を始める時も、「今日はまとめノートを作ろう!」っていう気持ちじゃなくて、「今日はまとめノートを作ってこの分野を理解しよう!」で始めることを意識してください。
目的意識を持つか持たないかで勉強の効率は変わってきますし、目的=ゴールなので、目的によって勉強の最大値が決まります。
目的を間違えると当然結果はでないので、ここは気を付けてほしいポイントです!
「理解する」ことを目的にしておくと、教科書にのってることに対して自分で考えながら書いてまとめることができるのでただの写経にはなりません。 自分がやってることが写経になってないか、ちゃんと確認しときましょう。
復習する
まとめノートをつくってそのままにしとく、なんて人がごくまれにいますが、ちゃんと使いましょう!笑
1番最初に書きましたが、まとめノートは後から見直す前提でつくってます。赤シートを使うなりしてどんどん復習し、覚えていきましょう。
可能ならそこでも書いて確かめる。 問題集をやった後にも、自分が間違えやすいところ・問題になりやすいところが掴めると思うのでそれもノートに追加していくことが必要です。
僕の場合、定期試験1~2週間前から
問題集1周目→まとめノート作成→問題集2周目以降+まとめノート見直し
って感じでやってました。
範囲にもよるけど、まとめノートを作るのがだいたいその科目のテストの5日前くらいだった気がします。
他教科もありますが、遅くても3日前には作っといたほうがいいと思いますね。そこからノート見直し、問題集2周目ってやる時間がほしいので。
とにかく、復習はこまめにやりましょう。ほんとにちょっとした時間を使うか使わないかでトータルの勉強時間は大きく変わってきて、「勉強してないのに頭いいやつ」はだいたいそういう時間をうまく使ってます。
まとめ
さて、今回はまとめノートを使う「まとめる勉強」について紹介してみました。
僕の経験から言うと、社会系の科目と理科でも特に化学はこのまとめノートをきっちりつくっておくと後々すごい助かります。
上でも書きましたが、高1・高2の範囲の復習を高3のときにやろうとしても、基本的なところから復習していく時間は正直ありません。
そのときにまとめノートをつくっておけば、そいつで確認していくことで教科書+資料集のいいとこどりが出来るようなカタチになります。一回確認すれば、問題集がかなりスムーズに進んでくと思います。
だから出来れば定期テストごとに作っておいてほしいですね~後々ほんとに役に立つので。
最後の確認ですが、この勉強法の目的は「まとめる」ことでも、「まとめノートをつくる」ことでもないです。「理解して覚える」ことを常に目的におき、意識して取り組んでください!
その意識があれば自然と良いノート、関連知識や背景知識をしっかり組み込んだノートができるはずです。
そしてどんどんこの勉強法を自分のものにしていってください!!
以上、そらまめでした( ´ ▽ ` )ノ