共通テスト英語で何を受ける?おすすめの外部試験を京大生がざっくり解説!!にて僕のおすすめは英検だよってことを書いたんですが、現時点で、外部試験の導入は延期が決定してしまいました( ^ω^ )
でも英検はこの共通テストに合わして新しいタイプの英検をスタートさせています。それが”CBT”方式なんですね~
ってことで今回は、「共通テスト版英検」のうちの1つ「英検 2020 1 day S-CBT」について特徴や難易度を解説していきます!!
もちろん従来の英検も受験可能ですが、受験にかかる日数などが大きく変わってくるので、”CBT”版の受験者もどんどん増えています!この記事を読んで受験の参考にしてくれればと思います。
ではさっそく始めていきましょー
CBT版英検とは
さて、共通テストに合わせて作られた英検は3つのシステムに分かれることになりました。もっとちゃんと言うと、共通テストに使える英検として3つの形式の英検が用意されたということです。
それぞれの名称は「英検 2020 1 day S-CBT」「英検2020 2 days S-Interview」「英検CBT」。
ちなみに前もって言っておくと、問題構成・難易度に関しては従来の英検と変わりません!もちろんこの形式で取った資格も普通の英検と同じ資格として扱えます。
ただ、もとは大学入試用なので受験級は3級~準1級までとなっており、下に書いてますが料金も割高になります。
また問題形式、とくにスピーキングには大きな変更点が。”英検CBT”ではパソコンへの吹き込み式になり、今までの面接式とは勝手が違うところがあります。
あとライティングも、「英検CBT」ではパソコン上で入力することになります。なのである程度はタイピングできないと時間がしんどくなりますね
手書きで書きたい人は「英検 2020 1 day S-CBT」の受験が断然おすすめ。
ってことで「英検 2020 1 day S-CBT」について説明していきますね!
英検CBTについては共通テスト版英検「英検CBT」の特徴をざっくり解説!を参考にしてください!
英検 2020 1 day S-CBT
英検 2020 1 day S-CBTは名前にもある通り「1日で終わる」ことが大きな特徴です。
従来の英検だと1次試験があってその結果で2次試験(面接)という形式でしたが、英検1-dayではスピーキングも含め1日で行われます。
*そのため、今まで使えた「一次試験免除」というシステムは英検1ーdayでは使えないので注意してください!!
またCBT、つまりコンピュータ版のテストなので問題はすべてパソコン上で確認することになります。
スピーキング
そしてスピーキングは吹き込み式です。問題の形式や構成は従来の面接と同じで、英文とイラストが描かれたカードから問題が出題されます。
↓英検公式サイトが操作方法やテストの流れを動画にしていたので載せておきます!短くて分かりやすいので確認しといてください!
この動画からわかるように、質問は2回まで聞き直せるようです!
ただ、「(申し訳なさそうに)もう少しゆっくり話してくれませんか?」とか、「Well,,,」とかでまとめる時間を稼いだりみたいな小技は使いにくくなりますね(´・ω・`)
制限時間がきちっとしてる分、解答をまとめる考える時間が足りなかったり焦ったりすることが考えられます。
聞き直しは減点にはならないので、まとめる時間を稼ぐために使っていくのもありですね!
あと周りの受験者の声ですが、英検CBTの受験者によると「けっこう気になる」そうです笑。周りの雰囲気や解答ペースが伝わってきても、焦らず自分のペースで解答していきましょう!
ライティング
ライティングは問題はパソコン上で確認しますが、 解答は従来と同じく手書きです!
同じCBTでも英検CBTとは異なるので注意してください。
もちろん問題形式は今までと変わりません。またパソコン上に残り時間が表示されるのでやりやすくなってる気もします。
リスニング
リスニングもパソコン上で行われるんですが、動画にもあるようにすこーし便利になっております。
あと解答方法は鉛筆によるマーク式です。
追加された機能というのが
- 音量調節
- 再生中の設問表示機能
- 解答時間表示機能
- 後で見直す機能
などになります。どんな機能かは動画でも説明されてますが、ありがたいのは「解答時間表示」と「音量調節」ですね!
従来の英検だとスピーカーの指示にしたがって解く形式だったので、解答時間は10秒とはわかっていても「あと何秒か」は分かりませんでした。
それが焦りにつながるということもあったんですが、パソコン上でカウントしてくれるので残り時間が目で捉えられるようになります!
また音量調節も自分でできるようになるのは楽ですね。リスニング中でも自由に変えれるので便利だと思います!
リーディング
リーディングについても同様、便利機能が追加されておりますd(・`ω´・d*)
こちらも解答は鉛筆によるマーク式ですね
リスニングと同じ
- 解答時間表示
- 後で見直す機能
に加え、
- 長文全文表示
- 赤ペン機能
も備わってます。
この「長文全文表示」と「赤ペン機能」はパソコン上での長文問題というやりにくさをなんとか解消しようとしてる感じです。
いちいちスクロールして長文を読むなんてやってられないので、長文全部を一度に読めるようにしてくれるのはありがたいですね~
「赤ペン機能」では長文にアンダーラインやマーカーを引いたりできる機能ですが、紙の試験では自由に書き込めていたので多少めんどくささはありそう。
でも色がある分目立つので、見直しには役立ちそうです。
リスニングでは使う機会がなさそうでしたが、「後で見直す機能」はリーディングパートでは活用できますね!時間が余ったら解こう、と置いといた問題にすぐにジャンプできるのはなかなか有能。
ちなみに英検公式サイトに「体験版」が用意されているのでやってみることをおすすめします!
パソコン上でのテストなので、マウス操作などある程度の慣れは必須です。追加された機能も自分で使って確かめておきましょう↓
試験時間&検定料
試験時間は下のようになってます。
試験級 | スピーキング | リスニング | リーディング・ライティング |
準1級 | 15分 | 30分 | 90分 |
2級 | 15分 | 25分 | 85分 |
準2級 | 15分 | 25分 | 75分 |
3級 | 15分 | 25分 | 50分 |
英検の試験時間はほかのテスト、TOEFLやTEAPなどと比べると比較的短いのが特徴です。
スピーキングも面接のように順番待ちがないので、全体の拘束時間も少なくなります!
ただし、途中の休憩時間はありません。基本的に教室の外へはでれないので注意してください!
続いて検定料
試験級 | 検定料 |
準1級 | 9800円 |
2級 | 7500円 |
準2級 | 6900円 |
3級 | 5800円 |
従来の英検と比べると少し割高になりますが、それでも他のテストよりは安いですね!やはり共通テスト用の外部試験では一番コスパがいいと思います。
ちなみに「英検CBT」とは検定料に違いはありません!
受験日程&申し込み方法
さて次に受験日程をみていきましょう。
英検1-dayは1年で最大2回まで受験することが出来ます。第1回が4月~7月、第2回が8月~11月の期間中に開催です。
え、何月何日ってとこまでわからないの?ってなっちゃいますが、詳細な日程は「本申し込み時」に発表されるとのこと。
ということで、英検1-dayへの申し込み方法も確認しておきましょう!
英検1-dayには基本的に「予約申し込み」・「本申し込み」の2ステップが必要になります。
まず試験7か月前の「予約申し込み」では、氏名など個人情報に加えて受験予定級・受験したい都道府県などを登録します。
次に2か月前の「本申し込み」で、受験会場や受験日程を選択して登録することになります。このときに顔写真や共通IDも登録します。
つまり、どの会場でいつ受けるかがはっきり分かるのは試験2か月前ということになりますね!
第1回日程なら予約申し込みが9月、本申し込みが2月
第2回日程なら予約申し込みが1月、本申し込みが6月
となります。申込期間は2週間ほどなので、詳しい日付は英検の公式サイトで確認しときましょう!
あ、検定料も必要ですね。検定料は予約申し込み時に3000円を予約金として払い、本申し込み時に残りを払うというシステムになってます。
また成績結果は遅くても1か月後にはwebで確認できるようです。スピーディーで助かりますね(-∀-)
まとめ
今回は共通テストに合わせてつくられた共通テスト版英検のう、「英検2020 1-day S-CBT」について紹介しました。
従来の英検と大きく変わるのは
- 基本的にパソコン上で試験が進む
- スピーキングは吹き込み式になる
- 1日で試験が終わる
という3点です。
難易度や問題構成は変わりませんが、パソコンを使う分やはり慣れが必要です。受験を考えている人は上でも紹介した英検2020 1day S-CBT 体験版をやっとくことをおすすめします!
またもし共通テストへの導入がカムバックしてきたら、お金と時間が許すなら練習を兼ねて受験学年前に受験することをおすすめします。
ちなみに英検CBTと英検2020 1-dayの違いなども「英検CBT」の特徴をざっくり解説!に書いているのでぜひ参考にしてください!
また申し込み方法なども少しややこしいとこがあるので、公式サイトでしっかり確認しておきましょう→英検2020 1-day S-CBT 公式サイト
何度も言っていますが難易度や問題構成は今までと変わらないので、基本的な勉強法は従来の英検と変わりません!そして試験が1日で終わる、面接が吹き込みのスピーキングになるのは忙しい人にはかなりありがたいシステムですねd(・`ω´・d*)
なかなか人気が高いようですが、気になった人はぜひ1度チェックしてみてください~
以上、そらまめでした!