記述式問題も見送り…2020年度センター試験は結局どうなる?

先月に英語の外部試験導入の見送りが決定し、話題となっていた2020年度の大学入試改革ですが・・・

12月12日時点で「記述式問題導入の見送り」を来週にも表明するという文科省の方針が明らかになりました(゚д゚)

プレテストまでやっといてそれかいっ!て感じですね。まあ逆にいえばプレテストにより実施できる状態じゃないってことがはっきりしたということなので、プレテストがいい働きをしたのかもしれません。

そんなこんなで2020年度から始まるはずである大学入試改革がごちゃごちゃしてきたので、もう一度整理しときたいと思います!記述式問題が実施されなくなった原因と、結局どこが変わるのかってとこをみていきましょう。

なおコロナウイルス感染により影響が出るのかどうかも注目されています(9月入学に変更など)。が、例年通りの時期にテストは行われると思ってて損はありません。

若干の難易度ダウンとかもあるかもですが、1月中旬に1次試験・2月に2次試験があると考えてしっかり準備していきましょう!

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記述式問題見送りの背景

まあ原因は前からもずっと言われていたことで、大きくわけて「採点の質」「自己採点の難しさ」が挙げられます。

まず前者について、一次試験受験者約50万人もの記述答案を短期間で採点しないといけません。これは大変なんてもんじゃないですよね。採点者は8千人から1万人必要といわれており、その確保も問題ですが、1番の問題はやはりその採点の質です。

大学入試です。普通の定期テストとは訳が違います。大げさでなく人生がかかってる人もたくさんいるでしょうし、塾や予備校でお金と時間もかけてきた人もいるはずです。

そのテストの採点が人によって変わる可能性があるってのはやっぱり納得いかないですよね。そしてそれが起き得るのが記述式問題です。

数学はまだ採点のバラツキは起きにくいですが、国語になると話は別です。記述式の場合も選択問題と同じで、ポイントとなる箇所を入れることが採点基準になるという話は本ブログでも何回かしてますが、そのポイントの表現の仕方がやはり人によって変わってきます。

用意された解答とは違う表現のたびに上に「どうします?」と確認して採点なんてことは時間的に難しいので、そのあたりに採点者の裁量が入ってきそうで怖いな、というのが「採点の質」問題です。

これの対策法は正直ないですよね。

二次試験では採点者が大学になるのでまだ納得できますが、やはり記述式問題、特に国語の記述式はかなり導入は難しいんじゃないかなと思います。

もう1つの原因が「自己採点の難しさ」

プレテストの結果では、受験者の3割が国語の自己採点とセンターによる採点が不一致だったという報告がされてます。

これは大問題です(꒪ȏ꒪)。一次試験の自己採点は大学の出願に大きく関わってきます。受験生になるとセンター模試といえば自己採点の確認も含まれてくるくらいです。

自分の”持ち点”を正確に把握しとかないと、どの大学なら有利なのか、どの学部なら有利なのかってとこが分からずに二次試験に向かってしまうことになります。持ち点が低いなら志望校を下げる、高いなら上げることもできるのでこの自己採点を正確に出すことがめちゃ重要なわけです。

が、記述式問題の導入によりやはり自己採点はしにくくなっしまい、結果国語では3割の人が不一致だったとなると、当然受験生からすれば「ちょっと待て」となります。

主にこの2つの原因により、記述式問題はやはりというべきか導入が見送りされたということです。

そもそもの入試改革のねらいは?

「外部試験導入」と「記述式問題導入」という2本の柱を失った大学入試改革ですが、そもそもこの改革はなにを狙いとしていたのでしょうか?

大学入試センターのHPから確認すると、どうやら高校教育の成果として大学の基本、基礎力としての知識・思考力・判断力・表現力をはかることを目的とした改革だそう。

ポイントはこの思考力・判断力・表現力の部分ですね。

単なる知識だけでなく、それを頭の中で考え、判断し、表現できるかどうか。それをはかるために、英語では外部試験を使って「書く」「話す」という技能もはかる、4技能という考えで改革をはじめていました。

記述式では数学においては自分の考え方の言語化、国語では抜き出してくるところを整理・判断してそれを言語化しまとめる能力をはかろうとしていたと考えられます。

また「主体的・対話的に学ぶ」という学び方も意識した問題方針をとっており、場面設定が学校で生徒が学習する場面・解決策を構想する場面・資料などの考察場面となっているのも特徴になっています。

大学入試センターの「思考力・判断力・表現力をはかる」狙いを実現するには、やはり外部試験の導入により話す・書くを測定したり、記述問題で表現力をはかったりというのは理にかなっていたと思います。

しかし外部試験のほうは前にも言いましたが民間に委ねすぎたことが採点や難易度の不確実さにつながって、最終的には不平等性にいきついた感があります。記述式についてもやはり採点の課題は難しいですね。実施するなら英語と同じように外部試験の導入という形になるかもしれません。

なんにせよ今回の入試改革での大きな目標の1つであった「思考力・判断力・表現力の測定」というのは実現出来ずに終わりそうです…

入試改革は結局どうなる?

ではなんやかんやあった結果、2020年度からの入試はどう変るんでしょうか。現時点で分かっていることを整理してみましょう!

まず大きい変更点の1つは英語の配点

リスニングと筆記が100点ずつになり、リスニングの配点が大幅に上がります。また問題形式も音声が1回のみしか流れない問題が導入され、難化することが予想されます。

かつ文法問題が少なくなり、基本的に長文読解が中心となるのもポイントです。

次に、主に理科科目でのマーク式問題の形式の変化。

これは『共通テストは難しい!?センター試験との違いや特徴を解説!』に詳しく書いてますが、計算してでてきた答えの数字をそのままマークすることになるので、ミスなく最後まで計算することが必要になりますし、勘で当てたりするのは難しくなります。

そして、問題の設定も少し変わります。

上でもちょっと言いましたが、大学で遭遇する場面が問題設定に使われたり、あと資料の読み取り問題が増える方針も発表されてます。難易度が劇的に変わるということはないと思いますが、慌てずに対処することが大事ですね!

結論からいうと、

2020年度からの共通テストに向けて新たに必要になる対策は“リスニング”

ということなりそうです。

今までと比べて配点がかなり大きくなるので、しっかりと対策しないと得意不得意で差が開いてしまいます。リスニング対策の記事もまた書いていこうと思いますが、すぐにできることとして積極的に発音することを心がけましょう(`・ω´・)ノ

追記:無料アプリでできるリスニング対策について書きました。また英語に慣れるという目的で英会話サービスを利用するのもおすすめです!

→『手軽に英語学習&リスニング対策も出来る無料おすすめアプリ!

いろいろあった結果、わりとすっきりした(?)結果に落ち着きそうなので、あとは大学側の傾斜配点も頭に入れて頑張っていきましょう!

いじょう、そらめまめでした(-∀-)

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