今回は河合塾について詳しくみていこう!ってな記事です。河合塾といえば駿台や東進とならぶ大手予備校として有名ですよね~
合格実績もさることながら、個人的には模試のイメージが一番強いです。おそらくほとんどの高校で河合塾の全国統一模試は導入されてるんじゃないでしょうか。それに加えて京大オープンなどの”オープンシリーズ”も毎回受験者が多く、実力をはかるのにもってこいなテストです。
そんな河合塾ですが、予備校としては他と比べてどんな特徴があるんでしょうか?
東大に1200人以上、京大には1300人以上の合格者を輩出している河合塾の強みやメリット、またデメリットも同時に説明していきますよ~(´∀`)
河合塾の特徴
なによりコースが豊富
まず最初に紹介しときたいのがコースの多さです。
ひとくちに「大学合格を目指す」といっても、そこには色んな選択肢があります。そのため予備校ではその選択肢に合わせてコースを用意し、それぞれに適したカリキュラムを組んで生徒の要望に対応していくわけです。
例えば志望学部や志望大学のレベル。当たり前ですが医学部は他学部よりもかなりレベルが高いので、そのぶん勉強量を増やしたカリキュラムが必要になりますし、医学部の試験傾向に合わせた学習を行っていく必要もあります。
河合塾では東大をはじめとする難関大学に照準を定めた「MEPLO」というコースのほかに、高卒生むけの「大学受験科」、高校生向けの「高校グリーンコース」などがあり、その中でもさらに講座が難易度でレベル分けされています。
またそもそもの志望大学の枠が広く、芸大・美大を狙う生徒を対象としたコースや、海外の大学を狙う生徒用のコースもあります。
海外大学となると、出願条件とかを調べるのでも一苦労です。河合塾の”AGOS×K”ではテスト対策に加えて出願対策、国内大学併願対策もしてくれるのでそういうところもしっかりとカバーしてくれます。
もちろん海外の大学には行かない人には関係ないことかもしれません。しかし重要なのは、生徒の目的の幅をそれくらい大きめに広げているという河合塾の姿勢だと思います。
色んな目的や要望に対応できるコースを持ってるということは、それだけのメソッドがあるということ。ひいては、学力の伸ばし方もたくさん知っているということにつながるかもしれません。
無学年制で少人数、大学合格よりさらに先を目指す”K会”というコースもありますし、TOEFLや英検など英語資格試験を目標とした”日米英語学院”というコースもあり、様々なスキルアップを目指せるところは河合塾の特徴でありメリットですね!
また、他の予備校と比べると中学生向けのコースも充実しています。
高校受験用のコースももちろんありますし、中高一貫生用で大学にむけて準備をしたい人向けのコースもあり、先ほど紹介したK会だって中学生の参加OKです。
それぞれのコースによって授業形式が異なり、また校舎の場所も違ってくるので興味がある人は河合塾HPをのぞいてみてはどうでしょう( ´ ▽ ` )ノ
テキストの質の高さ
河合塾といえば、そのテキストも有名です。
テキスト制作についてHPでも紹介していますが、授業をした講師はテキストを制作した講師に感想をいいにいって、改訂に活かすようです。またテキストを制作するさいはその年の大学入試2500問を解き、傾向を把握しながらつくるとのこと。
そのため、河合塾のテキストに載っている問題は本当に良問のみが厳選されています。この問題をテキストに載せる意味、背景を制作陣がしっかりと考えているからです。
しかも問題数がそこまで多くなるわけでもない、というのもすごいポイント。数打ちゃ当たるみたいな問題集もたまに売られてますが、生徒側からしたらたまったもんじゃないです。
友達もいっていたことですが、河合塾のテキストがあるならその予習/復習をきっちりこなして授業を受けて、という当たり前で基本的なことをやれば自然と成績は伸びる!という意見は非常に多いです。
参考書に頼るまでもなく、テキストを完璧にすることが1番の実力UPにつながるというのは生徒からしてもやることがはっきりしてて勉強しやすいですね!
校舎では無料の勉強相談をやっていて、テキストも閲覧することができます。実際にみてみるとイメージをつかみやすくなるのでおすすめです!
隙間時間を活用できる2つのコース
コースが豊富だと言いましたが、ここではさらにそのうちの2つのコースを詳しく紹介したいと思います。部活生やバイトで忙しい人も空いた時間を活用して勉強できるのが特徴のコースです!
まず1つめは「河合塾マナビス」。マナビスに関してはコースと言うよりもう1つの予備校のような感じがします。
マナビスの特徴は基本的に映像授業がメインで進められる、ということ。対面授業と映像授業のメリット・デメリットについては『対面授業VS映像授業!授業形式を比較してみた』で詳しく書いてはいますが、簡単にいえば映像授業だと自分の予定に合わせて授業の予定を立てれる・校舎に関係なくトップ講師の授業が受けれるという点があります。
そのため、部活があるからいつもは週2だけどテスト期間前はもっと授業を受けれる!って人も自分でそういう予定を立てれば解決。急に行けなくなったときも授業を別の日に振り返ることができます。
講座も豊富ですし、もちろんテキストは河合塾による良質テキスト。
そして映像授業で学んだ後には「アドバイスタイム」というものが設けられていて、個人的にはこれはかなりいいシステムだと思ってます。
「アドバイスタイム」では大学生・大学院生のアシスタントアドバイザーに対してその授業の内容を自分の言葉で説明していきます。
これは経験からいえることですが、自分で話しながら説明するとその内容がより身につくだけでなく、実は分かってなかった部分も浮き彫りになってきます。
そういう「分かってたつもり」部分をここで潰すことができるのは嬉しいですね( ´ ▽ ` )ノまた分からない部分はそのままアドバイザーに質問すればいいので、疑問が残ったままになることもありません!
もう1つのコースは「河合塾one」です。
こちらも映像授業がメインのコースですが、特徴はスマホで授業を受けれる、そしてAIを活用しているという点。
先ほどのマナビスでは映像授業とはいえ校舎に通って受けなければならず、近くにマナビス校舎が無い人にはあまりいい選択にはならないかもしれません。
ですがこの河合塾oneではスマホやPCから授業や問題演習を行うことができるのがポイント。授業時間が短いものも多いため、ちょっとした時間を勉強に活用することができます。
また、AIを取り入れることでさらに勉強を効率化。
AIの判断をもとに、自分の苦手な分野はしっかりと、得意な分野はスキップして勉強できるので、時間をうまく使えることができます!
ただし、こちらの河合塾oneは現在は数学・英語のみ(2020年4月から物理・化学・古文がリリース予定)。
そしてレベルも1次試験レベル、基礎固めを中心としてるので自分に合ってるかどうかはしっかり確かめましょう。
自分に合う勉強を選択しやすい!
ここまで河合塾の特徴や強みをみてきましたが、総じていえるのは自分の目的や状況にあった勉強がしやすい環境があることです!
コースが多く、その中の講座もレベル別で分けられていて、さらに対面授業だけでなく少人数制や映像授業の展開もしているので選択肢が広がります。
そしてさらに生徒たちの勉強を支えてるのが質の良いテキストです。テキストと授業に集中すれば成績は伸びることがわかっていれば、他の参考書や問題集に手をだして結局まわらなくなったりどっちも中途半端になってしまったりすることはありません。
冒頭でもいったように、河合塾は模試の質の高さでも有名ですし、自分に合ったコースを選び、そのカリキュラムにのっとってしっかりと予習/復習していけば成長が実感できるはず。
駿台や東進は基本的に模試が難しい(個人的には東進の模試はとくにおすすめできません…)、河合塾は簡単とよく言われますが、”解ける”という感触を模試という実践的な場面で覚えれるのはすごく意味があることだと思いますし、各高校が河合塾の模試を取り入れていることがその証拠だとも思います!
河合塾のデメリット
さて、ここまでは河合塾の強みを主にみてきましたが、ここからはデメリット、というよりこういうこともあるかも…てな点を紹介していきます!
授業時間中しっかりと集中できるか
何度もいってるようにテキストが素晴らしい河合塾、もちろんそのテキストをメインに使う授業でしっかりと内容を確認し、身につけることが非常に重要です。
そんな授業の時間は基本的に1コマ90分以上。120分や180分になると途中休憩がありますが、90分授業では休憩はありません。
よくよく考えてみると1次試験ですら試験時間が100分になるものがあり、例えば京大の理科は試験時間が180分とかなりの長丁場です。そのため90分授業を受けることでその時間に慣れるという目的もあるんだと思います。
が、試験と授業では正直気持ちの入り方が全然違いますし、塾に入ってると死ぬほど模試がやってくるのでたぶん時間には自然と慣れます。
そこで問題になってくるのが、90分以上の授業をしっかり集中して聞けるのか、というところ。寝てたりしたらおいていかれますからね~
これは個人によると思うので何ともいえませんが、体験授業なりを受けてみてこれはキツいな、と感じたらよく検討しましょう。いくらテキストがいいとはいえ、授業や解説あってのもの。その授業に払っているお金も安くはありません。
映像授業がメインとなっている東進や授業時間が50分と短めに設定している駿台など、他の予備校・塾も選択肢に入れておいても損はないと思います(´∀`)
校舎によってコースが制限される
こちらも入塾を検討するうえで大事なことですが、どの校舎でもすべてのコースを受けれるとは限りません。
分かりやすいところでいくと、河合塾マナビスなら河合塾マナビス○○校という校舎に行かないといけません。河合塾○○校にいってもマナビスコースは受けられないわけです。
また、高校生対象の高校グリーンコースがある校舎に比べると高卒生を対象とした大学受験科コースがある校舎はかなり数が減ります。
対面授業の場合どうしても校舎ごとに講師が必要なため、大規模な校舎でしか色んなコースを展開することはできないんですね。
上で紹介した美大・芸大コースは新宿と名古屋にしかありませんし、海外大学進出を目指す「AGOS×K」も新宿にしかありません。
目的に合わせたコースはあっても、そのコースを近くで受けれるとは限らないので注意したいところ。河合塾のHPを使えばどの校舎でどのコースを受けれるのかが分かります。予備校や塾は通ってなんぼなので、校舎の位置ってのも選ぶときは大事なポイントです。
やはり対面授業のデメリットが存在
予備校や塾の紹介記事ではなんどもいってることですが、やはり対面授業には対面授業のメリット・デメリットが存在します。
そして河合塾では講師が特に重要。なぜなら良質なテキストを生かせるかどうかがかかってるし、90分という長い時間授業を受けることになるから。
まあ自分にとっていい講師とあたるかどうかってのはもう分からないんで、とにかく体験授業にいこうとしかいえません…有名講師だけどなんだかなってこともあり得ますし
ただ、河合塾マナビスのほうでは映像授業がメインとなっているので講師の当たり外れは心配する必要はありません。上でも言ったように校舎に行く必要はありますが。
こちらも映像授業ならではのデメリット(質問がしにくい・講師→生徒の一方通行授業)が存在し、マナビスの場合講師は大丈夫でもアドバイザーとの相性が大きく関わってきそう。
対面授業と映像授業の好みによって河合塾か河合塾マナビスかが変わってきそうですね!
なお同じく映像授業で有名な東進と河合塾マナビスの違いについては別記事で紹介する予定です。
まとめ
さて今回は大手予備校の1つである河合塾について、その特徴やメリット・デメリットを紹介してきました!
主な特徴をまとめると以下の通りです!
- コースが豊富で、自分に合った勉強がしやすい
- テキストの質が非常に高い
- 授業時間は基本的に90分以上
- 校舎によって受講できるコースが違うので要確認
やはり最大の強みはテキストの質だと思います(´∀`)
大学受験のプロが練りに練って作成したテキストなので使わない手はありません。90分間集中を続けることは難しいかもしれませんが、予習復習をしっかりと行っていけば実力はついてきます。
あと後半に講師やアドバイザーとの相性がどうだの言いましたが、こちらはお金を払っているので彼らを使える立場にあります(言い方が悪いですがw)。
実際に塾に行き、勉強するのはあなたです。あなたが自分のために塾に通っているんですから、その塾の講師や担任にも気になった点はすぐ質問するなりして、自分の学力を上げる手段として活用していきましょう!
そう考えれば、多少の相性の悪さは何とかなるかもしれません( ゚∀゚)
で、毎回言ってますが絶対体験にはいきましょうね!今はほぼどこでも無料体験をやってるので行かないという選択肢はありません!
いじょう、そらめまめでした(-∀-)