よし、センター英語の自己採点するぞ!
と大問1から採点したらいきなり間違えててめっちゃ萎えた…(´д⊂)
みたいな経験ありませんか?笑
僕はめちゃくちゃありました。この大問1は発音・アクセントの問題なんですが、しっかり対策する前は何回やっても正解率は半分くらいでひたすらイライラしてました( ^ω^ )
発音とか正直どうでもいいし…
そもそもこんなん対策とか無理ゲーじゃね…
とか思ってたんですよね~
でも。
こういう細かな点を取るか落とすかで順位は何百単位で変わってきます。全問正解とまではいかなくても、せめて安定して8割をとりたい!!
ということで、僕が実際に勉強して考えたこの大問1の対策を紹介していきたいと思います!基本的に暗記ですが、暗記するポイントをしっかり押さえていくのでぜひ参考にしてください~
最低限の法則・ルールを覚える
一番点数を上げやすいのがやはり法則を覚えることです。
もちろん完璧な法則ではなく例外ありきの傾向ではありますが、正解する確率が上がるのは確か。点数も安定してきます。
かつ例外も出やすいので、数少ない例外を覚えておけばピンポイントで当たったりします。
そこで今回は、とりあえずこれは覚えておいてほしい!と思う法則を紹介していきます。数は多くないのでぜひ覚えて役立ててください!
ではまずは発音の方です。

覚えておきたい発音のルール
とはいったものの、アクセントとはちがって発音にはルールらしきルールはありません。。。⁽なんじゃそりゃ⁾
ただよく出題されるものや出題の傾向はやはりあるので、今回はそこを中心に説明していきたいと思います。
単語帳で単語を覚えるときも、しっかりと単語を音読して発音ごと覚えることを心がけてください!
発音問題の傾向
だいたいの問題が、「他とは違う発音をする単語を選べ」という形式の4択問題になっています。特にセンター試験では、その答えの単語の発音が他とはまったく違う発音をすることが多いです(模試では微妙な違いのときもありますが)
なので、同じつづりで全く違う発音をするものが出題されやすいです。
その中でも有名なものを下にまとめておくので、このつづり字が含まれている単語には特に注意して音読や発音をするよう意識してみてください!
・ou
[ou]…although,soul
[ɔː]…bought,brought(過去形がおおい)
[au]…proud,pound,drought よく出る!!
[ʌ]…country,enough,touch
[uː]…group,wounded
違う発音が多いので出題されやすいです。普段からouが出てきたら少し発音に気を付けてみて!
・ow
[ou]…arrow,bowl
[au]…allow,cow,owl よく出る!
[ɑː]…knowledge
・oo
[ʌ]…blood,flood よく出る!これだけなので覚える
[ɔːr]…floor
[u]…foot,hood,wool
[uː]…food,shoot,tool
↑この2つはカタカナで書けば「ウ」か「ウー」かという違いです。伸ばしてるだけやんって思いますがよく出ます。
[u]の方は少ないので例に出してるものは覚えておくのがおすすめ。特に「フード(帽子)」「ウール(羊毛)」はカタカナ読みすると伸ばしてしまうので注意!
・a
[ɑː]…calm,father この2つだけなので覚える!
[æ]…pattern,calendar,channel
[ei]…change,label,stadium,chaos
↑[ei]の方はカタカナ読みすると引っかかるものが多い(ラベル、スタジアム、カオス)ので発音に気をつける。
aのみの場合、英語では「ア」と発音するのはcalm,fatherだけなので注意!
・ar
[ɑːr]…hard,farm,part だいたいこの発音
[ɔːr]…war,warm よく出る!この2つだけなので覚える!
・ear
[ɑːr]…heart これのみ
[əːr]…early,earth,heard
[eər]…bear,wear
[iər]…clear,dear,fear
カタカナで表すと、基本的には「アー」「エアー」「イアー」の3つ。ただしアーと発音する中でheartのみ[ɑːr]となる。[əːr]と違って、なんというか、明るくアーと発音するかんじ。
・ea
[e]…bread,threat,breath
[ei]…break,steak
[iː]…breathe,feature,treat
breath(呼吸)とbreathe(呼吸する)で発音が変わってくるので注意!
・ch
[tʃ]…choice,search,cheer
[k]…ache,chaos,chorus
[ʃ]…machine
「チ(チャ行)」か「カ行」か「サ行」です。カ行の読み方は忘れがちなので注意してください
・th
[ð]…bathe,smooth,worthy 濁る音
[θ]…bath,worth 濁らない音
濁るか濁らないか、です。上の例のように、品詞が異なると発音も変わるときがあるので注意!
・s/ss
[s]loose,increase,closely
[z]lose,news,cosmos,advise
[ʃ]sure,sugar,mission
[ʒ]leisure,vision,occasion
カタカナでいうと「ス」「ズ」「シュ」「ジュ」です。「ス」と「シュ」は同じ発音にみえますが違うので注意。
これ[z]なんだ!って単語もあるので気になった単語はすぐ調べて確認しましょう!
発音を身につけるには、基本的にはやはり音読です。
あとは単語を覚えるときに発音記号にも少し注意を払ってみる。
全単語の発音を完璧に覚えるなんてムリですが、試験では4択でしかも1つだけ仲間はずれを選べばいいだけです。4つ中3つ分かればもう答えが分かります。
英会話でも一番大事なのは発音だと感じてます。頑張って少しずつ身につけましょう!
続いてはアクセントです~
覚えておきたいアクセントのルール
アクセントが特定のつづりにあるもの
・-esque/-ique/-igue/-ental
例 pic-tur-esque, tech-nique, fat-igue, fun-da-men-tal
・-ee/-eer/-oo
例 em-plo-yee, ca-reer, sham-poo
例外 com-mit-tee
アクセントが特定のつづりの直前にあるもの
・-ient
例 ef-fi-cient, suf-fi-cient
・-ic/-ics/-ical
例 dra-mat–ic, ec-o-nom–ics, po-lit–i-cal
例外 pol-i-tics
・-cial/-tial/-tual/-dual よく出る!!
例 ar-ti-fi–cial, in-flu-en–tial, ha-bit-u-al, in-di-vid-u-al
例外 spir-i-tu-al
・-age よく出る!!
例 dam–age, im–age, man–age(man-ag-erも注意)
・-meter
例 ba-rom-e-ter, di-am-e-ter
例外 cen-ti-me-ter, mil-li-me-ter
アクセントが特定のつづりの2つ前にあるもの
・-ate/-ite よく出る!!
例 del-i-cate, con-cen-trate, op-po-site
・-ise/-ize よく出る!!
例 com-pro-mise, rec-og-nize
・-graph よく出る!!
例 pho-to-graph ただしpho-tog-ra-pherになるので注意
・-ism
例 mech-a-nism, crit-i-cism
・-sis
em-pha-sis
例外 o-a–sis
とりあえず基本的なルールや例外、頻出の単語を上にまとめました。もちろんこの他にもルールはたくさんあります。
文法の参考書の最後の方に載っていることが多いので気になった人は見てみてください。
このルールを覚える方法ですが、「ageがきたらアクセントはその直前!」って覚えるのはけっこう難しいしめんどうなので、それぞれの例に挙がっている単語ごと暗記してくれるといいと思います。
damageを覚えとけばageにアクセントはこないなってことはわかるはずです。
あと例外はたくさんありますが、全部覚えるなんて不可能なので上にまとめているものだけでもとりあえず覚えてほしいですね。
本番で分からない単語が出たら、似たカタチをもつ単語を思い出してアクセントの位置を推測していきましょう。「2択までしぼれたら50%正解」くらいの感覚でこのルールを役立てていってください!
また、アクセントには日本でも日常的に使われる、いわゆる「カタカナ英語」が出題されることが多いです。上の例だと「シャンプー」「ダメージ」などですね。
こういう単語のアクセントは普段のカタカナのときとは異なることが多いので要注意です!!
そこで注意すべきカタカナ英語も下にまとめておきます。答えはこの記事の最後にあるのでチャレンジしてみてください!
balance, modern, standard, hotel, percent, interval, penalty, volume, official, delicacy, television, accessory, pattern
復習で少しでも多くの知識を
参考書にのってるアクセントの法則を全て覚えても、大問1の問題を全部解き切るのは正直不可能です。実際の試験になれば2択までしぼって勘で勝負!となることが多いでしょう。
法則に当てはまらない例外なんていくらでもあるし、そもそも英単語が星の数ほどあります。
そうなると重要になるのが、いかに覚える英単語をしぼるかです。
もちろん単語帳にのってる単語の発音、アクセントを全部覚えるのもありです。
でもほとんどの人が途中で挫折します。出るかも分からない単語の発音やアクセントを覚えるために単語帳を開いて時間をかけて、、、ってしんどいですよね。
そこでおすすめするのが、模試や過去問の復習の利用。
模試、過去問を解いたあと復習すると思いますが、そのときに大問1もしっかり復習しましょう。
分からなかった発音やアクセントをノートか何かにメモしておいてください。左ページに単語、右ページにその単語の発音あるいはアクセントを書くような形にすると見やすいです。
で、そのノートを空いた時間に見直してそこに書かれている単語の発音・アクセントだけでもきっちり覚える。
こうやって地道に知識を増やしていってください。
過去問に出てる単語とか来年は出んやろ、と思ってら意外と出ます。直近はともかく、5年以上前のものなら平気で出ます。模試の問題なんてなおさらです。
このやり方のポイントは「覚える単語を選ぶ」必要がないこと。
大問1の勉強にそんなに時間はかけたくないと思うので、こうやって作業的に知識を増やしていけるのがメリットですね!
英語を発音するときは大げさに!
やはり大問1ごときにがっつり時間をかけたくはありません。なんで、普段の勉強にじみーに大問1用の勉強を混ぜていきましょう
単語帳で単語を覚えるときや長文の速読用に英語を音読する人は多いと思います(やってない人は単語帳だけでもぜひ音読してみてください!リスニングにも役立ちますよ!)。
そのとき発音記号やアクセントに注意してめちゃめちゃ大げさに発音してください。
イメージは子ども向け英語教材のネイティブ先生です。口を大きく動かして、少しでも身体に覚えさせます。
ネイティブっぽい発音、音読をするとアクセントとかをなんとなーく覚えれ、かつリスニング力も向上するんでおすすめです!

まとめ
さて今回は発音・アクセントをいかに攻略するかという記事になりました。センター試験で8割、9割を安定して取るにはここであまり落としたくはないのでぜひ参考にしてほしいと思います。
もちろん法則や例外を覚えていっても点数は伸びますが、1番やってほしいのは
- 発音・アクセント問題も復習する
- 発音するときは英語っぽく
の2つです。
やっぱり傾向ってものは大問1にも存在するので、過去問や模試の復習で効率よく身につけていってほしいのと、英語っぽい発音をしていけばリスニングにも役立ちます。
人がいると恥ずかしいって方は自分の部屋とかで思う存分やってください笑。この練習をしとくと、いざ海外の人と話すとなったときも案外それっぽく話せます。
長文を音読するときは単語をつなげたり強弱をつけたりってこともしてみてください。けっこう面白いです。
個人的に、日常的な英会話なら文法や使う単語よりも発音とアクセントのほうが数百倍大事です。将来使うときのためにも、地道にコツコツと頑張っていきましょう!
アクセントの答え
balance, modern, standard, hotel, percent, interval, penalty, volume, official, delicacy, television, accessory, pattern