分詞構文とは!基本から訳し方まで復習&解説してみた。

今回説明していくのは”分詞構文”です!

英作で使う人はなかなかいないと思いますが、和訳や長文読解では頻出の分野ですよね。文法問題でもよく出題されます。

和訳のときにめんどうなのが、分詞構文は色んな意味になりうるところ。先に言っておくと、分詞構文の役割は次の5パターンです。

①理由

②とき

③条件

④譲歩

⑤付帯状況

分詞構文=付帯状況のような教え方をしている人もいますが、そんなことは全くありません。分詞構文は主節に説明を加えるためのものです。そのため、説明の内容によって役割は変化してきます。

また文法問題で頻出なのが、主節とは主語が異なる独立分詞構文です。あとは時制に関するものも多いですね~

ということで、サボりすぎて英語など忘れてしまった大学生ですが自身の復習もかねて、分詞構文の基本を押さえていきたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

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分詞構文とは

そもそも分詞構文とは、分詞によって主節をサポートする構文のこと。分詞には現在分詞と過去分詞がありますが、ようはサポートなので「When ~, SV.」「Because~, SV.」みたいな軍団と同じです。

ただ面倒なのが、この分詞構文がばりばりのオールラウンダーであることです。サポート軍団の誰とでも入れ替わることができます。だから和訳の時に注意しないといけない存在になります。

簡単にいえば、主節にくっつける説明部分の接続詞・主語をとっぱらうかわりに動詞を分詞にし、2つの文をつなげるのが”分詞構文”です。文頭にも文末にもあらわれます。

主語との関係が能動なら現在分詞、受動なら過去分詞になりますね。もとの文にしたときに受動態を使って書くなら、分詞構文では過去分詞をつかうということになります。

「彼は私と同じ仕事をしてるので、私の状況をより理解してくれる」

Because he dose the same job, he understands my situation better.

Because he Doing the same job, he understands my situation better.

「その新聞を読んで、私は衝撃を受けた」

When I read the newspaper, I was shocked.

When I Reading the newspaper, I was shocked.

「適切に訓練されているので、その犬はけっしてかまない」

Because the dog is trained properly, he never bites.

Because the dog is Trained properly, he never bites.

こんな感じで分詞構文はどんなサポートもこなすので、和訳のときはwhen,because,if,althoughなどのサポートのうちどれが適切なのかを考えて訳す必要があります。訳し方のポイントはまた後で詳しく書きますが、やはり文脈をとらえるのが大切になります!

独立分詞構文とは

ではこれもよく聞く言葉ですが、独立分詞構文とは何を指すんでしょうか。分詞構文とは何が違うんでしょう。

結論からいえば、ほぼ同じです。もっというと、独立分詞構文が分詞構文の元のカタチです。

さきほど、接続詞や主語を取っ払う代わりに動詞を分詞にするのが分詞構文だといいました。それは主語が主節と説明部分で同じだから省略しよう!となったからです。

基本は説明部分にも主語が必要です。で、それぞれの主語が異なる場合は省略できずにそのまま残ります。その結果できるのが独立分詞構文です。

「この犬は適切に訓練されているので、一緒にいても安心できる」

Because this dog is trained properly, I feel safe with it.

This dog being trained, I feel safe with it.

こんな風になります。上で紹介した分詞構文の例ももともとは

I reading the newspaper, I was shocked.

ですが、一緒なら省略してもいいよねという精神のもと

I Reading the newspaper, I was shocked.

となりました。

つまり、独立分詞構文と分詞構文をそんなに分けて考える必要はありません。「接続詞をなくして、かわりに動詞を分詞にした説明文をくっつけよう」が基本であり、そこから主語が一緒だったら省略するだけです。

1つ例題を↓

There ( ) no available information on the crime, the police asked people for cooperation.

1,being  2,is  3,was

さて、何番の単語が入るでしょう!

まあ分詞構文の例題なんで1番が入るのはなんとなく分かると思います笑

「その犯罪について利用できる情報がなかったので、警察は人々に協力をもとめた」

Because there is no available information on the crime, the police asked people for cooperation.

というのがもとの文ですね。そして説明部分の主語が”there”、主節の主語が”the police”と異なるので上のような分詞構文になります。

ところで、3番はなぜ間違いなんでしょう。時制もあってるし、主語・動詞もそろっている気がします。

ですが間違いなんです。

主語や動詞など文の要素が全部そろっている状態、分かりやすくいえば文として不足がないものを完全文といいます。そして、この完全文は接続詞なしでひっつけることはできません。

I read the book. 

The book was funny.

この2つは完全文です。そのため

I read the book, the book was funny.

こう書くことはできません。見たこともないはずです。接続詞であるandをつかったり、関係代名詞で修飾するか、2文にわけて書かないといけません。ということで3番は間違いになります。

分詞構文と直接関係はありませんが、この完全文の意識は和訳や文法のときに役立つことが多いです。(SやらVやらOやらを書かされるのもそのためです)

特に長文和訳では、どこが主節でどこが説明なのかを把握しないと混乱してくるので、できれば頭に少しだけ入れておいてください(´∀`)

beingは省略されがち

分詞構文を難しくしているのがこの習性です。動詞を分詞にした説明文をくっつけるのが分詞構文なので、当然僕たちは”分詞”を目印に考えます。

が、なぜかbeingは省略されてしまうのです(´∀`)

「飛行機から見ると、その湖はドーナツのように見える」

When the lake is seen from the airplane, it looks like a doughnut.

When the lake Being seen from the airplane, the lake looks like a doughnut.

When the lake Being Seen from the airplane, it looks like a doughnut.

どんだけ消すねんっちゅー話です。

書かなくても分かるじゃん?というのが理由だそうですが、このせいで受験生が苦しむ分詞構文が爆誕します。この例はまだ”seen”という過去分詞が残ってくれるのでありがたいですが、次の場合はどうでしょう

The war over, we were in the US.

これも”the war being over”のbeingが省略されたかたちで「戦争が終わったとき、私たちはアメリカにをいた」という文になります。ですが、overがthe warを修飾してるように見えなくもないので受験生を悩ませます。

例文のように文脈が分かりやすいとありがたいですが、説明部分の動詞そのものであるbeingが省略されてしまう場合はかなり意味がとりにくくなってしまいます。

このbeingの省略に気づかないと、和訳のときに手も足もでなかったり的外れな解答をしてしまうことになりますので注意が必要です。

分詞構文の慣用表現

ちなみに独立分詞構文・分詞構文には非常によく使われる慣用表現的なものもあります。おそらく1度は見たことあると思いますが、

「全てを考慮してみると、…」

All things considered,…

「~といえば、…」

speaking of ~,…

「~から判断すれば」

Judging from ~,

「天気がよければ」

Weather permitting,

などなど。分詞構文だとわかれば、こういった慣用表現は覚えずとも意味が取れると思います。文法問題ではけっこう出題されますね~

分詞構文の否定

分詞構文の否定形はそんなに難しくありません。分詞になっている動詞の直前に”not”を置けばいいだけです。”never”でもいけます。

「勉強の仕方が分からなかったので、~」

Not knowing how to study, ~

てな感じです。

分詞構文の時制

否定と比べて少しややしくなるのが時制です。説明部分のほうが主節より過去の場合ですね。そのときは完了形をそのまま分詞構文にします。

「前の晩に雨が降ったので、道路はぬかるんでいた」

「前の晩」とあることから、雨が降ったのは主節部分より前のこと。なので、

As it have rained the night before, the road was muddy.

It having rained the night before, the road was muddy.

となります。

主節部分と説明部分の時制が同じかそうじゃないのかに注意することが必要です!

分詞構文の訳し方のポイント

最後に訳すときのポイントです。和訳のさいにはそもそも分詞構文があることに気付かないといけませんし、どの意味で取るのかも重要です。

上で書いたように、分詞構文が表すのは次の5通りです。

・~するとき(時)

・~なので(理由)

・~すれば(条件)

・~であるが(譲歩)

・~しながら(付帯状況)

とはいっても、全ての分詞構文がこの5つにきれいに分類されるわけではないです。どっちの意味にもとれるような例文もいくつかあります。

そのためまずは文脈を把握するのが一番大事です。文の意味がとれないと、どうつながるのかも分かりません。長文読解ならその長文全体の主張やテーマも考えて見てみると分りやすいです。

また、主節との時間関係もヒントになります。

説明部分→主節という順番なら、時・理由がはまる場合が多いし、説明部分と主節部分が同時に起きることなら時・付帯状況が多いです。主節部分が”we will ~”と未来形になってる場合は条件でとれることが多いですね。

なんでもかんでも付帯状況で訳してしまう人もいますが、本来ならどんな接続詞でこの2文をつなぐのかを意識して訳してみてください。そしてそのためには文脈把握がやっぱり一番重要です。長文読解のときはとくに、文章全体の流れをくんで訳していきましょう。長文読解についても記事をかいてるので参考にしてください( ´ ▽ ` )ノ

”with+独立分詞構文”とは?

もう1つ、分詞構文で頻出のパターンがありました。withが使われるやつですね。たぶんwithをつけることで分詞構文ってことを分かりやすくしてるんだと思います。分かりにくくなってる気もしますが( ^ω^ )

通常の独立分詞構文とほとんど変わらず、”with 主語 現在分詞or過去分詞”のかたちになります。

「目を輝かせながら」(目が輝く→現在分詞)

with my eyes shining

「腕をくんで」(腕が組まれる→過去分詞)

with my arms folded

上のような表現は頻出です。主語に対して動詞が能動か受動か、つまり現在分詞になるか過去分詞になるかが間違いやすいところですね。出てくる表現はわりと限られてるので、覚えとくことをおすすめします。

主語と動詞の関係、また使われてる動詞によっても変わってくるので要注意です(`・ω´・)ノ”

「涙をながしながら」(涙が流れる→現在分詞)

with tears runnning down my face

「目を閉じて」(目が閉じられる→過去分詞)

with my eyes closed

またbeingはここでも省略されがちなので、いきなり形容詞や前置詞句がひっつく表現も多いです。

「口に食べ物をいれたまま」

with my mouth being full

「テレビをつけたまま」

with the TV being on

この場合もなかなか分詞構文だと気付かない場合が多いです。文法問題ならまだしも、和訳で出てくると特に見落としがちなので注意ですね。

ちなみに上の例文ではぜんぶ付帯状況での使われ方でしたが、もちろん理由などにもなり得ます。ここでも大事なのは文脈把握です!

分詞構文のまとめ

さて今回は分詞構文についての説明・解説となりました!いろんな意味になれるので和訳が難しいんですが、個人の経験からいうと、分詞構文に気付くことが一番のポイントだと思います。

とくにbeingが省略されてる場合、文頭に分詞構文が置かれると主語と判断がつきにくくなりすごーくやっかいです(´A`)

ただ、意外とコンマがヒントになったりもします。分詞構文ならコンマで区切ってくれるので。

Thirsty for money, John joined the project.

「金を渇望していたので、ジョンはその計画に参加した。」

まあこれくらいの長さの文なら大丈夫ですが、難易度が高くなるほど1文が長くなり、こんがらがってきます。しっかりS,V,Oなどをつけてどこが完全文=主節でどこが説明部分=サポートなのかをはっきりさせることが重要です。

そうやって文のまとまりが見えれば、説明部分の主節との関係性、つまり訳し方も分かってきます。

また文法問題で出てくる分詞構文の場合はやはり時制に注意するのと、現在分詞なのか過去分詞なのかを問うものが多いのでそこにも注意すること。分詞にする動詞の主語が何なのかを正確につかみましょう。

「腕を組んで」も

With my arms folded, ~

Folding my arms, ~

ではfoldの主語がそれぞれで異なるため、分詞の形も違ってます。

分詞構文は文法的にも構造的にも少しややこしいところがあります。そのため入試では頻出です。理解することはもちろんですが、どんどん演習して問題に慣れていくのも必要。文法問題集などは繰り返し使って、本番で取りこぼすことが無いようにしていきましょうd(・`ω´・d*)

いじょう、そらめまめでした~